2026年06月14日
単なる生理現象ではないときもある
犬が震える原因は、単に寒い、興奮しているといった心配の少ないものから、緊急を要する重大な病気まで多岐にわたります。持病があったり高齢の子でこのような症状が出てきたときは注意が必要です。
震える・痙攣している原因
様々な原因がありますが、中には緊急性の高い疾患も含まれています。
- ・生理的・環境的要因:最も一般的な原因で、震えることで熱を発生させ、体温を維持しようとする正常な防御反応です。また、レム睡眠中に夢を見ているため寝ている間にピクピクと震えたり動いたりすることもあります。
- ・心理的・行動的要因:恐怖・不安・ストレス、興奮・喜び、注意を引くための学習による行動などの要因があります。
- ・加齢による影響:高齢による筋力低下、認知症による不安の増加なども要因として考えられます。
- ・痛みによる震え:体のどこかに強い痛みがある場合、犬は動かずにじっと震えることがあります。
- ・低血糖:血液中の糖分が不足した状態で、特に小型犬の子犬や糖尿病治療中の犬、激しい運動後の老犬などで起こりやすく、放置すると命に関わります。
- ・中毒:チョコレート、ネギ類、薬品、殺鼠剤などを誤食した場合に、中毒症状として震えや痙攣が起こります。
- ・神経系疾患:てんかん、脳炎、脳腫瘍などの脳の異常や神経疾患により、震えや痙攣発作が現れます。
- ・内臓疾患: 肝不全や腎不全などにより体内の毒素が排出できなくなると、神経症状として震えが出ることがあります。
- ・感染症/発熱: 感染症などによる高熱の初期段階で、体温を上げようとして震えが生じることがあります。
震える・痙攣している時の検査
様々な原因がありますが、中には緊急性の高い疾患も含まれています。
- ・神経学的検査:反応や歩き方などを観察し、神経系のどの部分に異常があるかを評価します
- ・レントゲン検査:目には見えない骨や内臓の状態を確認します
- ・超音波検査:目には見えないお腹の中や心臓などを確認します
- ・血液検査:貧血の程度、臓器障害の有無、電解質異常などを把握します
- ・CT検査:体の中をより詳細な状態を把握するために用いられます
震える・痙攣している時の治療
まずは状態を確認して、優先度の高いものから治療を行っていきます。
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- ・気道確保・呼吸・循環の確認と安定化:病院に到着後、迅速に確認を行います。
- ・酸素吸入:呼吸状態が悪い場合は、直ちに酸素吸入を開始します。
- ・疼痛管理:強い痛みを和らげるための鎮痛処置が行われます
- ・ICUにおける管理:重症の場合は、酸素吸入や点滴を続けながら厳密なモニタリングが行われます
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